日食より大事なもの

金環日食に沸いた21日(月)の早朝。
何百年ぶりの天体ショーという話を聞いていたので、これはいとめずらしと、
私も当日少しだけ早起きして日食の観察に備えました。
ただどうやら肉眼で日食を観察してはならず、
専用のメガネを装着しないといけないそうで、
私はそこまで張り切って準備はしておらず、
お家でテレビの中継で見ることにしました。
そしたら各局揃いも揃って日食の中継一色。
時間になると、カウントダウンをしながらゲストやレポーター、
ギャラリーの人が「わー」とか「きゃー」とか叫んでいます。
どのチャンネルにしても、
白い光の円に、一回り小さな黒い円が覆いかぶさっているという画が映り出されてます。
テレビの中では、世紀の瞬間に興奮して視聴者に伝えている様子なのですが、
テレビでの中継を見ていると、逆に興奮が冷めてしまいました。
やはり実際自分の目で見ていないのと、画的に味気ないというのと、
どのチャンネルにしても同じようなアプローチをしているのが、
イマイチ物足りなさを感じた原因でしょうか。


しかしこの時間、とある民放放送局さんだけは日食ではなくアニメを放映していたようで、
この姿勢にはSNSユーザーからも高い支持があったようです。
確かに選挙とか災害とか大きな事件とか、各局がその報道一色のときも、
こちらの局は独自路線を貫いているときがあります。
かといってその番組を見るわけでもないのですが、ブレない姿勢というのは共感をもてます。
近年テレビ離れが加速していますし、ピンとこない番組が多い中、
しっかりとしたポリシーを持つことは、支持する人のハートをキャッチします。

この姿勢は、自分の仕事においても、我が社としても見習うべき部分がありそうです。

Coordinator Kunieda

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